トイプードルを迎えることになったら・・・トイプードルの子犬のしつけ

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子犬のしつけ
「しつけ」とは犬が私達人間社会の中で快適に暮らしていくためのルールを教えることです。芸や訓練をさせることではありません。
「人間は犬よりも上位である」と主従関係をしっかりと示すことが大切です。普段の生活の中から「犬は言葉がしゃべれないから」「かわいいから」と犬の言いなりになり、人間が犬に従うという逆の形にならないよう気をつけてください。犬の好きなようにさせることが一番幸せだと考えがちですが、飼い主さんが犬の行動を制御できず、周りに迷惑を掛けてしまうことの方が、犬を不幸にさせてしまいます。
プードルは賢いので比較的しつけはしやすいです。しかし、早く覚える子もいれば、何回も繰り返し教えてもらうことで覚える子もいます。その子の性格にあった方法で根気よく教えていkましょう。
また、飼い主さんは手っ取り早く「しつけの方法」だけを学ぼうとしますが、その前に「しつけとは何なのか?」「犬の性質」を一度ご家族で考えてみて下さい。それを考え、犬を理解することで、しつけはきっと上手くいきます。

   
しつけの前に
しつけをするには飼い主さんと犬の主従関係が成り立っていることが前提となります。
まずは、その主従関係の築き方から説明します。

1)子犬のうちから、体に触って飼い主がリーダーということを理解させましょう。
 触ることによって素直になり、主従関係をもたらせます。但し、頭、マズル、耳、尻尾、足は嫌がるので徐々に触って慣れさせてください。
犬が体を触らせるのは、自分より順位が上の相手だけです。
はじめて会う犬に対して挨拶代わりに頭をなでる人がいますが、それは間違いです。神経質な犬は怒って噛んできますので気をつけてください。耳や足先に慣れさせておくと、耳掃除や爪切りがラクになります。

2)アイコンタクトをとりましょう。
 子犬が何か迷った時に飼い主さんの目をみて判断を仰ぐ。そうなれば、信頼関係が築きあげられていることになります。
 先に犬が飼い主さんを見つめていて、飼い主さんが見つめかえすのではなく、犬が違う方向を見ている時に飼い主さんの方を見るようにすることです。飼い主に注目するようにするには、まず名前を呼んだり、変な声を出したり、音を出してみて飼い主さんを見たら、褒めてあげてください。目を見るだけでなく、飛びついてきたりしてはいけません。あくまでも目線を合わせるだけです。
 次に、食事の時にフードを入れた皿を子犬の前に置き、子犬の体を軽く押さえて「マテ」をさせます。飼い主さんの目を見たら「ヨシ」の合図で食べることを許可します。
これをするようになれば、欲しいものを手に入れるには飼い主さんの目を見て許可してもらうことが必要だと覚えるでしょう。

3)マズルコントロールをしましょう。
 犬がマズルを掴まれるということは、最大の武器が使えなくなることです。マズルを容易に触らせるのは、相手を受け入れて信頼しているからです。
 犬の下アゴを持って、マズルを上下左右に動かすことがマズルコントロールです。
 犬が大人しく飼い主さんの膝の上に仰向けになっている時に、まずは軽くマズルを触ることに慣れさせて、徐々にマズルを動かせるようにしましょう。

   
しつけの基本
■しつけの言葉を決める■
家族の中でしつけの言葉を統一して下さい。
例えば「オスワリ」に対して、「スワレ」「シット」など家族がそれぞれバラバラの言葉を使ってしまうと犬は混乱してしまします。

■しつけの時間は短く、毎日少しずつ■

■褒め方■
上手にできたら撫でるなどして大げさに褒めてあげてください。ご褒美にオヤツをあげる場合は少量で十分です。オヤツの与えすぎに注意してください。プードルは人間が大好きです。オヤツではなくて、褒めるだけでも十分ご褒美になります。

■叱り方■
「イケナイ」「ノー」など短い言葉で、声は低く、問題行動をしたその瞬間に叱って下さい。
叱る時に、「○○ちゃん、イケナイ」などと名前を付けてしまうと“名前を呼ばれると嫌なことがある”と覚えてしまう為、名前を呼ばないようにしてください。
また、手で頭をたたいたりすると、手を恐がるようになってしまうので、しないで下さい。
   
基本のコマンド
 これができないと これ以上のしつけ、癖の矯正はできません。基本中の基本です。

■座れ■
手の中にオヤツを握り、その手を子犬の頭上にもっていきます。
手を見上げた子犬のお尻が徐々に下がり、自然に座る姿勢になります。
そのタイミングを逃さないように「スワレ」とコマンドを出します。
何度も「スワレ」「スワレ」と繰り返してはいけません。
子犬が座ったら、褒めて手の中のオヤツをあげてください。

子犬がなかなか座らない場合は「スワレ」と言いながら軽くお尻を押してみましょう。座ってもすぐに動き出してしまう場合には、そのまま軽くお尻を押さえていてください。
慣れてきたらオヤツを使わずに、コマンドやサインだけで「スワレ」が出来るように練習してください。

■待て■
「スワレ」をさせた状態で手のひらを子犬に向けて目の前に出し、「マテ」と声を掛けます。
「マテ」は「その姿勢のままで待っている」という意味を持っているので、子犬が動かないように注意してください。
最初は数秒くらいから始めて、「マテ」を終わらせる時は「ヨシ」と解除して褒めてあげてください。子犬が落ち着かない様子を見せたら、その都度サインを出し、「マテ」と声をかけます。
もしも子犬が動いてしまったら、元いた場所に戻して、再び「マテ」をさせます。
徐々に「マテ」をさせる時間を伸ばしましょう。
座って待っていれば餌がもらえ、動いてしまうともらえないということを犬に体験させます。

■伏せ■
手の中にオヤツを持ち「スワレ」をさせた状態から「フセ」をさせます。
「スワレ」をさせた状態で、オヤツを持った手を子犬の鼻先に近づけ、注意をひきます。

 ↓ オヤツを持った手をゆっくりと地面につけると自然とフセの状態になる。

子犬がオヤツの臭いにつられるよう、手を自分の方に引き犬をゆうどうする。

 ↓ フセの形ができてきたら、少しずつオヤツを与える。

完全にフセができたらそのままオヤツを与え、同時に「フセ」とコマンドをかけましょう。


トイレトレーニング
トレーニングするにあたって、これだけは守ってください。
 1.失敗しても叱らない。
   まだ判断がつかない子犬は叱られていることを 自分に注目されていると
   勘違いすることがあります。
 2.トイレ以外の場所で粗相をしてしまったら、冷静に(無視して)すぐに掃除して
   臭いを消す。

トイレの失敗を失くすには、まずトイレの環境を整えてあげましょう。
トイレは部屋の隅やサークルの中など、子犬が落ち着いてできるような場所に設置してください。犬は排泄時無防備になるので、人目にさらされる所での排泄を好みません。

トイレの大きさは、最低でもわんちゃんの全身が入る大きさです
犬は排泄前、トイレの上で匂いを嗅ぎながらウロウロするので、余裕がある大きさの方がトイレの失敗も少なくなります。

子犬の頃はペットシーツをおもちゃにしてビリビリ破き、シートを食べてしまうこともあるので、トイレのお手入れに少々手間が掛かってしまいますが、メッシュ付の方が安心です。

犬がトイレを覚える要素は、「シーツの感触」「トイレの置き場所」「臭い」です。
最初はトイレの周りをサークルで囲むといいでしょう。
サークル内一面にトイレシーツを引き、徐々にトイレシーツの面積を狭くしていき、シーツの感触を覚えさせて排泄させます。
トイレの置き場所も変えないようにしてください。
また、最初のうちは排泄の臭いが多少残っていた方がいいので、排泄をする度にシーツを取替えない方がいいでしょう。

排泄のタイミングは、食事の後、寝起き、興奮した時です。この時がトレーニングのチャンスです。
子犬が床の臭いを嗅ぎ回ったり、ウロウロ、ソワソワしたら、すぐにトイレまで連れて行きましょう。
ちゃんと、トイレができたら褒めてあげて、できなくても叱らずに、すぐに処理しましょう。
家の外で排泄するようにしつけると、雨の日や飼い主さんが長時間留守にした時など、大変です。室内で排泄できるように しつけてください。


夜鳴き
新しい環境で不安な上に、兄妹や親犬と離れてしまうので寂しくて、夜鳴きをしてしまうかもしれません。その時は、無視(話かけない、目を合わせない、サークルからださない)を徹底して、鳴き止むのを待ってください。
叱ったり、大きな音を立てて脅かしたりすると逆効果です。
飼い主さんは一時的に寝不足になってしまうかもしれませんが、ここで我慢して、子犬に「鳴いても飼い主さんは構ってくれない」ということを覚えさせましょう。大抵は時間が経過すると鳴き止みます。
犬は元々狭くて暗い洞穴で眠っていた動物です。クレートやゲージをタオルや毛布で覆ってあげることで、子犬は安心して眠れます。
どうしても鳴き止まないようなら、
・ラジオや音楽をつけて徐々に音を小さくしていく
・人間の赤ちゃんと同じように時計の針の「カチカチ」という音で安心する子もいます
・飼い主さんの気配を感じられる寝室にクレートを持って行き、徐々に寝室から離していく
など試してみましょう。
ただし、同じ布団に寝ることだけは避けてください。犬社会では上位の犬がより高い場所に寝るので、同じ高さの場所や寝床だと犬が勘違いしてしまい、主従関係が崩れてしまいます。また、衛生的にもよくありません。


無駄吠え
よく「無駄吠え」という言葉を耳にしますが、犬は何か要求(サークルから出して欲しい、ご飯がほしい、など)がある時や、警戒している時に本能で吠えているだけであって、犬にとっては“無駄な吠え”ではないのです。自分のわんちゃんが何に対して吠えているのかも観察して理解してあげて下さい。

何かを要求して吠えているのであれば、これは夜鳴きと同様、無視して下さい。
鳴くたびに構っていると、鳴けば来てくれると思い、わがままになってしまいます。

もし警戒して吠えているのであれば、これは飼い主が制御するようにしましょう。
無駄吠えをやめさせるには「スワレ」「マテ」「フセ」の基本的な訓練ができていることが前提となります。犬との信頼関係を築いてはじめてしつけが出来ます。そして、吠えている時に「スワレ」「マテ」をさせれば、吠えるのをやめます。
普段、あまり構ってないのに吠えた時に大きな声で叱ったりすると犬は、構ってくれると勘違いします。また、飼い主が吠えることを応援していると思ってしまうでしょう。

「スワレ」「マテ」「フセ」などの制御が出来ていないのに、いきなり吠えたら振動や電流が伝わるショック療法をする方がいますが、これは最後の手段にして下さい。もし、それが首輪に装着するタイプであれば、その後、何でもない首輪をすることを嫌がるようになるかもしれませんし、首のあたりに触れることすらさせてもらえなくなるかもしれません。
どうしてもうまく吠え癖を直せない場合は、コインや小石を入れた空き缶を用意し、吠えた時に犬との視線を合わせず、無言で犬の方向へ投げつける。この時、犬の体には決してぶつけないようにしてください。犬は、大きな音でびっくりして吠えるのを止めます。
吠えると嫌な事があると思わせるのです。

噛まないようにするために
子犬は好奇心旺盛な上、ストレス解消や退屈しのぎの為にいろいろなものを噛んで遊びます。電気コード、カーテンの裾、絨毯の端、雑誌や新聞・・・一度噛み心地がいいことを覚えると、なかなか止めてくれないものです。思わぬ事故につながる可能性がありますので、まずはいたずらしそうなものは片付けて、子犬が遊ぶ場所を決めて、サークルなどで囲ってしまい何も置かないようにしましょう。
大人になると自然としなくなります。
デンタルコットンやデンタルガムのような歯石を防ぎかつストレス発散になる固さのおもちゃを与えるといいでしょう。噛んではいけないものを噛んだら「ダメ」「イケナイ」と注意し、噛んでよいもの、悪いものをはっきり教えてください。

子犬の頃は甘噛みで痛くありませんが、これが成犬になると本気噛みになってしまうことがあります。また、子犬は兄妹犬と甘噛みしながらじゃれ合って、お互いの順位付けをします。子犬が人間の指を噛んでいることは、同じように順位付けをしている可能性がありますので、指を軽くでも噛んでいることを許していると、飼い主さんとの主従関係が崩れる原因ともなります。
ま人の指や脚を噛んできたら、犬の口の中に噛んだ指や手を喉のあたりまで押し込んだりすると効果がありますが、爪で口の中を傷つけないように気をつけてください。
遊んでいて興奮してしまい、噛んでしまう場合がありますので、子犬と遊ぶ時は飼い主さんが主導権を握り興奮させないようにしてください。
飼い主さんがマズルコントロールできるようにしましょう。犬が強く抵抗したり、じゃれて歯を立てようとしたら、無言で犬の下あごを自分の胸元に押し付けて下さい。

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