トイプードルを迎えることになったら・・・トイプードルの子犬の健康

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子犬の健康
何よりも健康であることが一番です。あまり神経質になる必要はありませんが、日頃から子犬の様子を観察して、ちょっとした変化に気付いてあげれるといいですね。食欲、ウンチの量や回数、おしっこの色や回数、皮膚の状態がわかっていると、病気を早期発見することができます。
そして、その前に病気やケガにならないための予防も忘れずにしてあげましょう。
   
子犬がかかりやすい病気
下痢
■下痢の主な原因■
・食事の変化(食べ過ぎ、消化の悪いもの(ガム、ジャーキーなど)を食べた時)
・寄生虫
・細菌感染
・ウィルス
・腸の働きが悪い(環境の変化などでの精神的ストレス)
他には、膵炎、膵臓の消化液不足、腫瘍などさまざまです。

■下痢になったら■
便の色、血が混ざっていないか、臭い、便の回数をチェックしましょう。
子犬の場合、ペットシーツを食べてしまったり、消化器系が整っていないので、腸内のバランスが崩れたり、ドッグフードを変えただけでも下痢になることがあります。
下痢になっても、食欲や元気があれば一回食事を抜いて様子をみましょう。
一時的な下痢の場合は問題ありません。

ただし、下痢を何度もしたり、元気がないようであれば、便をビニール袋やラップに包んで動物病院へ行きましょう。
幼齢期で体が小さい場合や元々食が細い子は、脱水症状となり急激に悪化することもあるので注意が必要です。

   
外耳炎
外耳炎とは外耳道の炎症により分泌物がたまることです。
プードルは垂れ耳で湿気がこもりやすく、また、耳の中に毛が生えるため、外耳炎になりやすい犬種です。
かかってしまうと、慢性化したり、治療が長引くことがあるので、日頃からのケアを心がけましょう。

■症状■
痛みやかゆみがでてくるので、首をよく振るようになったり、後ろ足で頻繁に耳の後ろをかくようになる。耳の中から悪臭がする。耳掃除をしたのに、すぐに耳アカがたまる。
飼い主に耳を触らせてくれなくなる。

■原因■
・体質(皮膚が脂ぽい、耳の中の毛質、垂れ耳、暑い時期など)
・細菌感染
・真菌感染(マラセチア)
・耳ダニ感染
また、犬は自浄能(自分で耳の中をきれいにする働き)があるため、逆に耳のケアのしすぎでその自浄能を損ない、炎症をおこす場合もあります。

■治療・予防■
獣医さんに診てもらいましょう。耳洗浄をしてもらい、おうちでは薬を1日数回さして治療します。
日頃から耳の中を清潔に保ってあげましょう。

   
皮膚病
皮膚炎の予防は、清潔な環境で犬を飼育することと、日頃からマメなブラッシングやシャンプーをして、犬の体も清潔に保ってあげることです。
ただし、子犬はもちろんですが、プードルの皮膚はデリケートなので、強くスリッカーをあてて皮膚を傷つけないように注意したり、低刺激のシャンプーを選んであげて、おうちでシャンプーする場合はすすぎ残し、乾かし残しがないようにしましょう。
とくに、赤みや痒みがなくフケが出ているのであれば体質(乾燥肌)やシャンプーのすすぎ残しであることもあります。
シャンプーを薬用シャンプーに変えて様子を見てみましょう。

■アレルギー性皮膚炎■
アレルゲンに反応して、痒みをおこし、その痒みから二次的な皮膚炎となることもあります。
いずれも、アレルゲンを取り除いてあげることで治ります。

・食べ物アレルギー・・・今まで食べたことのないもの(主にたんぱく質)がアレルゲンになる
・接触性アレルギー・・・草、食器(プラスチック製など)、ノミ取り首輪、シャンプーに触れることがアレルゲンとなる
・アトピー性皮膚炎・・・ハウスダスト、ダニ、花粉などがアレルゲンとなる

■濃皮症■
皮膚が化膿した状態を濃皮症といいます。
肌が赤くなり、痒みが増し、湿疹となり、脱毛してしまうこともあります。
不衛生な環境でいたり、犬の体が不衛生であることが原因となるので、日頃からこまめなブラッシングとシャンプーをしてあげることが大切です。
逆に、シャンプーの成分によって発症することもあるので、シャンプーを選ぶ時には低刺激のものを選びましょう。

■皮膚真菌症■
カビが感染するのですが、痒みはほとんどないか、軽いのですが、脱毛がみられます。
とくに毛の生えかわる時期、被毛が活発に発育する時期、抵抗力が落ちている時に感染がおきやすいので、幼犬に多くみられます。
生活環境を清潔にすることが大切です。また、土に存在する菌が感染することもあるので、お散歩後は足をきれいにしてあげましょう。
なお、動物から人へうつることもあるので注意が必要です。

■外部寄生虫性皮膚炎■
ノミ、ヒゼンダニ、ニキビダニ、シラミが寄生して、強い痒みが生じ、そこを犬がかいたり、噛んだりするようになり、症状が悪化します。
不衛生な場所で飼育されているとおこりやすいので、常に清潔な環境をこころがけましょう。
また、定期的なノミダニ予防もしてあげましょう。


低血糖症
血液中の糖分が低くなり、ぐったりして、震えや痙攣を起こし、死にいたることもあります。
ウィルス感染、寄生虫感染、環境変化によるストレスにより食事を取らなかったり、下痢や嘔吐が続くことが原因で発症します。気温が低下することで体力が失われることが原因となることもあります。
特に体が小さい子、月齢が経っていない子、食が細い子は体力がないので注意が必要です。
 
■低血糖症になってしまったら■
ブドウ糖を飲ませます。
ブドウ糖がない場合は砂糖水(砂糖:水=2:8)を飲ませます。自分から飲まないようであれば、ストローで砂糖水を吸い上げ、口に流し込んで、背中をさすってあげて下さい。それでも飲み込もうとしない場合は逆に器官を詰まらせてしまい危険ですので、すぐに獣医さんに連れて行きましょう。
砂糖水(ブドウ糖)を飲ませると急に元気がでます。
自分から立ち上がり、フードを食べるようになれば大丈夫です。

一時的な食欲不振による低血糖症であれば問題ありませんが、下痢や嘔吐が続く場合は他の病気であることがあるので、獣医さんに診てもらいましょう。
また、症状が繰り返される場合、砂糖水だけ飲んでいると胃が小さくなってしまい、フードを受付けなくなってしまいます。この場合も獣医さんに診てもらいましょう。

一度、低血糖症になった子犬は今まで以上に注意が必要です。
こまめに様子を見てあげて、1日の食事回数を増やしてください。(1日に与える量は変えずに、少量ずつ与える形で)
ペット用ヒーターを使うなどして、体温を下げないようにしましょう。


骨折・脱臼
プードルの骨はとても細いので、骨折や脱臼することもあります。
飼い主さんにとっては低いと感じるソファーや階段から下りただけで、バランスを崩して骨折することもあります。また、抱っこしていた腕から急に飛び出していまうこともあります。落ち着きがない子は注意してあげましょう。
また、大型犬とじゃれ合っていて、まれに骨折してしまうこともあります。そうなると、どうしても大型犬が悪者となってしまいます。ドッグランなどで一緒になった場合はそうなる前に気をつけてあげましょう。

子犬の頃は、飼い主さんの足にじゃれついてきて蹴られてしまったり、どこかにぶつけてしまい、「キャイン」と言って、足を引きずることがあり、心配する飼い主さんも少なくありません。
痛くはないのに、びっくりして足を引きずっていることがよくあります。
まずは引きずっている足を触ってみたり、押してみたり、膝の曲げ伸ばしをしてみたり、もう片方の足と比べてみたりして、異常がないかを確認してください。しばらく様子を見て、引きずらなくなれば大丈夫です。


   
病気の予防
混合ワクチン
子犬は母乳を飲んでいるうちは移行抗体によって守られていますが、母乳から離乳食に切り替わり、しばらくすると移行抗体が切れてしまうのでワクチンを接種します。
それぞれの移行抗体が切れる時期は異なり、また母犬からの免疫がきれていないうちは、いくら接種しても効果がない為、2〜3回に分けて接種します。
5〜9種混合が主流ですが、犬の負担も増えるので多ければいいというものではありません。犬を飼育する地域によっても異なりますので、獣医さんと相談して接種してください。
狂犬病予防注射と異なり接種が義務付けられていませんが、感染すると重症となる病気を予防するものであるにも関わらず、日本では接種率が低く感染が拡大するのが早いと言われています。大切なわんちゃんを守る為にかならず1年ごとに接種しましょう。

■予防できる主な感染症■
・ジステンパー
・パルボウィルス
・伝染性肝炎
・ケンネルコフ
・伝染性喉頭器官炎
・コロナウイルス
・レプトスピラ病

■接種時期■
1回目は生後45〜60日目、2回目はその30日後、3回目はまたその30日後になります。
子犬の頃は最低2回の接種が必要です。3回目を接種するかどうかは獣医さんと相談を。
その後は、1年おき。

■注意すること■
・混合ワクチンを接種してから体調が落ち着くまで1週間は安静にする必要があります。
 そのため、ブリーダーさんからの引取りは、ワクチンを接種してから約1週間後になります。
・お散歩、シャンプーは2回目の混合ワクチン接種をして1週間までは控えましょう。
・ワクチン接種証明書はペットホテルやドッグラン利用時に提示を求められることがあるので大切に保管してください。
・狂犬病予防注射と同じ日に接種することはできません。



狂犬病予防
狂犬病は感染すると犬はもちろん、人間も死亡してしまう病気です。現在の医学では治療法がなく100%死亡してしまう病気です。
そのため、毎年1回、法律で接種することが義務付けられているワクチンです。
生後90日が経過し、混合ワクチンを接種してから1ヶ月くらい後に保健所や獣医さんで接種して下さい。
毎年春になると、狂犬病予防集合注射の会場が近くの公園や空き地に設置されます。そこで接種すると登録(犬鑑札の交付)も同時に行え、獣医で接種して、その後登録を行うよりも手間が省け、安く済む場合があります。その時期に市町村の広報などをチェックしておくといいでしょう。
混合ワクチンと同様、接種してから1週間は安静を心がけ、激しい運動、シャンプーは控えましょう。


フィラリア予防
フィラリア症(犬糸状虫症)は蚊が運んでくる寄生虫が心臓に寄生して、せき、腹水がたまるなどの症状がおこり、死にいたってしまう恐い病気です。
蚊が多くなる4〜11月に投薬して予防するのが一般的です。予防薬はフィラリアにすでに感染していないかの検査を受けてから、病院で処方されます。病院によって薬の種類(錠剤や注射など)、投薬の期間は異なります。かかりつけの獣医さんに相談するといいでしょう。
ちょっとした外出で寄生することもありますので、蚊が飛んでこないマンションの上階で室内飼いしているからなどと油断せずに、フィラリア予防は行ってください。


ノミ・ダニ予防
ノミやダニが寄生すると、犬は痒がったり、皮膚を噛んだりし、脱毛してしまうこともあります。
大量のノミが子犬に寄生すると貧血をおこすこともあります。
ノミ取りシャンプーやノミ取りバンドが市販されていますが、動物病院で処方されるノミ・ダニの駆除と予防をする『フロントライン』が一番効き目があります。
生後60日を過ぎると投与できます。混合ワクチン接種時に獣医さんに相談しましょう。


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