子犬を迎えたら

トイプードルを迎えた当日は可愛くて抱っこしがちですが、子犬は環境の変化やストレスにより疲れています。
安静にしてあげて下さい。

家に着いたら

・移動中の車中は意外と空気が乾燥しています。家に着いたら、トイプードルに飲み水をお皿であげてください。無理に飲ませる必要はありません。

・子犬の頃はトイレとトイレの感覚が短いものですが、移動中落ち着かず、トイレを我慢している子も少なくありません。トイレシーツの場所に連れて行きましょう。しばらく様子をみて、しないようであれば、トイプードルが落ち着けるクレートの中やサークルに移して、そっとしてあげてください。

・トイプードルのご飯は家について1~2時間が過ぎて、少し落ち着いた頃に与えましょう。

トイプードルの接し方

トイプードルを迎え入れると、かわいくて、どうしても子犬を構ってしまいたくなると思います。し かし、トイプードルは移動の疲れ、環境の変化により どんなに元気な子でもストレスがかかっています。人間と同じようにストレスにより消化器系が弱り下痢、食欲不 振などの体調不良を引き起こすこともあります。そのようなストレスを和らげてあげるためにも 2、3日はそっとしておいてあげてください。代わる代わる 触ったり、抱っこしてみたり、追い掛け回すことは避けて、ぐっすり寝かせてあげて下さい。子犬から構ってほしくて じゃれついてきたら、その時は一緒に遊 んであげてください。また、飼い主さんも子犬を観察することは大切ですが、神経質になりすぎてストレスを受けることのないよう“自分達のペースに子犬を合 わせる”くらいの気持ちで迎え入れてあげてください。 常に傍にいてトイプードルと接していると、人間に対する依存心が高まり過ぎて、悪影響を及ぼす事があります。子犬であっても、一人にする時間を作ってあげてくださ い。ずっと一緒にいることが大切なのではなく、一緒にいる時間が充実していることが大切なのです。 家族の一員となり何をするにも“人間と一緒に!”と考えてしまいがちですが、犬であることを忘れずに、犬の習性、本能、特徴を第一に考え接してあげてくだ さい。

室温

子犬の体温は平均約38度です。まだ温度差に対しての抵抗力が弱いので、部屋の温度管理には十分気をつけてください。床付近は温度が低めなことを考慮して、子犬の時期は室内温度を夏は26度前後、冬は24度前後に設定しください。特に季節の変わり目は昼間は暖かくても、明け方などは冷え込むので十分注意してください。トイプードルのお迎え時期が10~5月ごろでしたら、エアコンを使用するよりも経済的なペットヒーターをご用意して頂くことをお勧めします。但し、低温やけどを防ぐためにペットヒーターをタオルなどで包んで揚げたり、トイプードルがヒーターを避けて休憩できるスペースも忘れずに)

夜鳴き

新しい環境で不安な上に、兄妹や親犬と離れてしまうので寂しくて、夜鳴きをしてしまうかもしれません。プードルライフではブリーダーがトイプードルのお引渡前1週間ぐらい前から、夜泣き防止のために一人でケージで寝かせ、一人でいることに慣れさせます。中には鳴いてしまう子がおりますが、無視をして、相手にしないでください。叱ったり、優しい声をかけてあげると逆効果となる場合がありますので、注意してください。詳しい対処方法は子犬のしつけ覧ください。

トイプードルの健康状態

子犬は慣れない環境だと緊張して大人しくなります。飼い主さんにとっては、ただ単に緊張して大人しいだけなのか、体調不良で元気がないのか判断しにくいものです。そんな時は便の状態を、食欲の有無で様子をみましょう。まず、便の状態が良く、食欲があれば問題ありません。(便はトイプードルを引き取った日はしない子もいますが、次の日にはしてくれます)体が小さいティーカッププードルは血糖値が低くなる低血糖症になりやすいので、注意が必要です。環境の変化で食欲がなくなることや、下痢が続いて脱水症状になってしまうことが原因で起こります。詳しくは子犬の健康をご覧ください。